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インドで感じた心が感じる豊さ

今日で2015年も終わり。
インドから帰国して早、3週間以上経ちました。
インドの時間の流れとはちがい、あ!という間に過ぎる日本での日々。
毎年、帰国後はインドでの濃厚な日々をとても恋しく思うのですが、今回はするすると日本での日常に馴染んでいます。帰国してからたくさんの方にお店に足を運んで頂き、お会い出来て嬉しい時間でした。ありがとうございました。

今回のインドの旅は本当に充実していて、体調も壊す事なくいい工房や職人さん、そして同じようにインドの布を愛して活動する人達と、とても貴重で温かな時間を過ごすことができました。
それは、今回の滞在で自分が心地よい職人さんとの仕事の仕方や、インドでの日々の過ごし方をどんなものなのか意識して過ごしたことが大きかったように思います。
必要以上に仕事を詰め込まず、日本での日々の営みと同じように、食べる事、寝る事、仕事をする事、友達と過ごす時間、そんなことを大切に過ごすことで、自分の心にゆとりができて、結果的にいつも以上にいい仕事ができました。
それは、これから仕事を続けていく上でもとっても大事なことのように感じています。


今回の旅で一番印象に残ったのはインドの田舎の人達の暮らしぶりです。
もともと、インドの田舎でゆっくり過ごす時間が好きなのですが、やっぱり自分がとても美しいなと思う瞬間やリラックする時間を持てるのはインドの田舎に滞在している時でした。


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シャンティニケタンでの朝日。
ちょうどお米の収穫のシーズンで朝日で黄金色に光るライスフィールドがとってもきれいでした。

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サンタル人の人達のお家。
土で建てられた家はとても清潔で美しい。
夏は涼しく、冬は暖かく機能的。
牛を始め、ヤギ、鶏などの家畜と共に一緒に生活している。

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とても美しいハンディクラフトを作るサンタル人の人のお家の壁。
彼女はとてもクリエイティブで周辺のお家の中でも、このお家の壁が1番きれいでした。


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ベンガルの村にて。軒先でカディを織る織り機に使う糸を整経する女性。
道具は全て身の回りで手に入るもので作られている。

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ガムチャ一枚を身につけて、カタンコトンとカディを織る男性。

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遠くから聞こえてくる、機の音を便りにお家をのぞくと、機をおるお父さんの姿とそのすぐ側で遊ぶ子供達。

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ジャガード機を使って、黒と赤の美しいシルクのサリーを織るお父さん。

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近所の子供達。村の奥へと続く一本道へと。

このベンガルの村は至る所で、布の仕事に従事する人をみることができて、食事をすることと同じように生活の一部に糸を紡ぎや、機を織る仕事が普通にあり、とっても豊かだなぁと感じました。

そこで同じく村の生活が好きなインドの友人ciragと話した話が心に残っています。

「村の人達はとってもオープンでフレンドリーだよね。そして、身近なものを使ってとってもシンプルな生活を送っている。はるみは村が好きかい?」

「インドの村に滞在するのはとっても好きだよ。村で生活する人達はとても生き生きしているし、私も村にくるととってもゆったりした気持ちになる。」

「都会に住む人は村に移り住みたいと思って、でも村に住む人達は都会に住めばもっと豊かになれると思って都会に住みたいと思う。おかしな話だよね。みんないつも自分にないものを求めてばかり。」

“But,This is LIFE!! (これが人生!!)”
(今回、私達友人の間ではこの言葉が大流行り。)

インドの美しい手工芸品の文化が途絶えて欲しくない、変わって欲しくないと願う私はとてもモノが豊かな発展した日本からきた外国人。自分の国はとっても変わってしまているのに、他国の国にそれを望むのはとても傲慢なことだと思いますが、この「心が感じる豊さ」という感覚をとても大事にしたいと今回の旅では強く思いました。これから、愛すべきインドの手工芸品がどうなっていくのか、末永く見守って関わっていきたいなと思います。

2015年大晦日
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by kamekachua | 2015-12-22 18:49 | 日々のこと | Comments(0)